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1.まちづくりについて
渋谷区は令和2年(2020年)に猿楽橋長期計画を発表、施工期間10年以上、概算事業費80億円を想定とされた。なぜ、東京都が公表した渋谷区の令和5年度予算では143億円余、令和6年度予算では204億円余という数字がはじき出されているのか。またこのような数字が独り歩きすることは大きな問題と考えるが。
ご指摘の金額は東京都が公表している「特別区当初予算状況」に記載されており、都が財源配分のため出した数字で、渋谷区の積算した数字ではない。今後は都が公表する情報も事前に確認し、地域にも丁寧に説明していく。
令和7年度中に猿楽橋架け替え計画が公表されると聞いていたが、なぜ計画発表が遅れているのか。いつ頃に工期、工法、事業費などの計画案が発表されるのか。
令和6年度に、今年度以降10年以上の通行止めが発生と公表したが、令和7年度、JR東日本と詳細な協議を行ったところ、猿楽橋に近接する電化柱(でんかちゅう)と呼ばれる鉄道施設が支障になることが判明し、その移転に約3年かかることが分かった。現在それらの影響を踏まえて、事業工程を再度検討しているので、検討が終わり次第、計画を公表する。
※電化柱―鉄道用の架線設備を支える柱。線路沿いに立ち、列車用の高圧電気を扱う
渋谷区では令和7年度に周辺交通量調査を行ったと聞いたが、調査結果は。また、幹線道路から染み出してくる生活道路への影響も分析に加えるべき。
昨年度、猿楽橋周辺の現況交通量を把握するための調査を実施、現在その結果をもとに、幹線道路や生活道路への影響、迂回路の設定について交通管理者と協議中。協議が終わり次第、区民皆様に分かりやすく公表する。
![]() 線路を跨ぐ猿楽橋は架橋90年が過ぎ架け替えの予定 |
大山街道の宮益坂の一部区間の整備が令和8年3月に完了。自然石を敷き広がった歩道、歩車道の段差解消など、ウォーカブルになった。合わせて車道も歩道と同様の色目にしては。また、宮益坂下に建設中の地下駐輪場は横断歩道を渡って混雑が予想される広場内に出入口ができる。使いにくいことこの上ないが。
車道の色調についても今後、歩道と同様の自然石舗装を整備予定。駐輪場の入口は明治通り下に下水施設が埋設され道路左端が設置困難に。今後の再開発駐輪場は利用しやすい配置とする。
![]() 一部区間の整備が完了した大山街道の宮益坂 |
渋谷区全域に広がり便利に使えるデマンド交通だが、予約方法がスマホアプリからだけなのは問題。一定数存在するスマホを持たない高齢者に向け、交通弱者対応としてデマンド交通の電話予約システムの導入を求める。
高齢者のニーズに合わせた取組は、デマンド交通の利用拡大に必要。より良い交通サービスとなるようデマンド交通事業者と連携し、デジタルデバイド対策が必要な場合は、対応を検討。
![]() 渋谷区内各地で見かけるようになったデマンド交通の相乗りタクシー |
2.動物に関わる行政施策について
原宿地域に特化して増える動物カフェは、騒音、動物福祉の観点から懸念がある。公道カート規制や路上飲酒禁止、ごみポイ捨て反則金徴収などと同様、渋谷区特有の課題ととらえ、何らかの規制を設けるべき。
飲食物の提供は保健所の許可だが、動物の取り扱いは東京都が担う。しかし動物カフェ集積による、地域環境悪化への懸念は渋谷区独特の課題だと認識。区独自の営業規制は難しいが、関連部署において実態把握をするとともに、都とも連携し苦情対応に当たる。
![]() 竹下通りの動物カフェ、近隣では何軒も営業 |
人の健康、動物の健康、健全な環境はひとつに繋がっているというワンヘルスの概念、渋谷区が取り組む「人の健康」と「環境保全」に動物福祉やペット防災の観点で「動物の健康」を加味し、「渋谷区ワンヘルス推進条例」の制定を。
渋谷区ではワンヘルスの概念にある感染症、環境、動物愛護、食品安全など、広範な施策をすでに個別に実施。新たな理念条例の必要性は慎重に検討する。
渋谷防災キャラバンのペット防災ブースへは飼い主がペット同伴で訓練参加できるよう配慮を、その際は避難所に配備のペット用備蓄品の展示を。盲導犬や介助犬が必要な避難者に向け同居避難スペースの確保を。
飼い主とペットが一緒に参加できるよう、会場と調整し可能な限り受け入れを行う。防災キャラバンでのペット用避難所備蓄品の展示も検討。補助犬はペットとして扱わず、要配慮者として居住スペースの確保など運営上の配慮を行う。
![]() 防災キャラバンでのペット防災コーナー、体育館内ではペット同伴は厳しい |
3.青山キャンパスの運用について
令和8年9月より松濤中、広尾中の入る青山キャンパスに神南小児童約450人の通学が始まる。校庭、体育館やラーニングコモンズ、放課後クラブと部活動など施設使用の調整をスムースに図る方策は。
限られた施設を取り合うのではなく、合同活動など複数校が共存する利点を最大限生かした運用を図る。小学校放課後クラブと中学校部活動の施設利用は、関係者間で事前に協議を行い、双方の活動に支障が生じないよう調整する。
神南小学校のスクールバスの運行計画について説明を。合わせて通学児童の安全対策を伺う。また、特別支援学級の保護者から寄せられた、遅刻時の対応や支援学級児童と普通学級児童のバスの同乗の不安などにどう対処するのか。
登校時は神南小学校周辺の5カ所の発着場からマイクロバス16台を運行予定、下校時は最大7便を運行し、放課後クラブの児童にも対応。安全対策として各発着場に警備員を配置予定、ICカードによる乗降管理システムも導入し、利用状況を把握。特別支援学級児童のバス通学の対応は、予定児童が未到着の場合、一定期間の待機。それ以降は保護者同伴登校とする。通常学級の児童との同乗に不安がある場合は保護者の同乗も含めた柔軟な対応を行う。
昨年9月から始まった中学生の自転車通学だが、これまで通学途中での自転車事故などの報告はあったか。令和8年4月より自転車青切符制度導入などの道交法改正があったが、改正の周知と講習など教育委員会の取り組みは。
青山キャンパスへの自転車通学による事故については、昨年9月の開校以降、報告なし。また本年4月からの自転車通学者には、道路交通法改正を踏まえて、渋谷警察署の協力で自転車安全講習を実施、合わせて全校集会などの機会をとらえて、適宜交通安全指導を行う。
![]() 校舎から手狭な青山キャンパス校庭を望む |