凱旋門にはパラリンピックのシンボル、スリーアギトスが掲げられて
8/29〜9/5まで、民間組織「パラスポーツを応援する草の根の会渋谷」のパリパラリンピック視察ツアーに参加しました。
私自身は2014年、東京2020大会にあわせて区議会に五輪・パラリンピック対策特別委員会を作り、計7年間委員長を務め、2016年リオパラリンピックを視察、東京2020大会にむけ、パラスポーツの機運醸成に努めてきた議員として、パリパラリンピックはぜひとも見たい大会でした。
特に渋谷区内で開催された「車いすラグビー」はリオパラリンピック前から、代表チームの練習場確保や資金確保のためのクラウドファンディングの実施などを通じて渋谷区と共に、熱烈応援してきましたので、悲願の金メダルが取れたときには、狂喜乱舞したものです。その場で日本の長谷部区長に「渋谷で優勝パレードをやりましょう!!」とのメッセージを送りました。
車いすラグビー、パラ陸上、パラトライアスロン、パラ馬術、視察したどの会場もほぼ満員御礼で「アレー!!(行け!)」という、選手への声援で満ち溢れていました。自分がその場に立ち会えたこと、幸せですごく嬉しい気持ちになりましたが、そのたびにコロナ禍で無観客開催となった東京大会の口惜しさ、悲しさが胸に込み上げてきました。
この口惜しさは渋谷でパラスポーツをさらにさらに盛り上げる!!という活動で収めるしかありません。来年開催の東京デフリンピックをはじめ、引き続きパラスポーツの啓発と機運醸成に全力投球します!!
以下、競技、おもてなし、シティドレッシング、まちづくりのジャンルに分けて、写真を中心に報告します。
車いすラグビー
車いすラグビーは予選リーグを視察、対戦相手は決勝を戦うライバル、アメリカ。決勝と同じく接戦を制しました。帰りの空港では選手たちと遭遇、エース池崎選手とパラ草の会のメンバーで記念撮影。渋谷での優勝パレード開催を約束しました。
パラ陸上
パラリンピックにも関わらずスタジアムには満員の観客、すごい盛り上がりでした。日本からは400m走に辻紗絵選手が登場。
パラトライアスロン
パラトライアスロンはアレクサンドル3世橋をメイン会場に開催、スイムコースのセーヌ川も見た目は透明度も高く問題ないように感じました。路肩にも観客があふれ「アレー!!アレー!」の応援、伊藤と記念撮影は渋谷区スポーツ推進計画の作成委員も務めた、木村潤平選手。コース状況やレースの体制をお聞きしました。
パラ馬術
パラ馬術はベルサイユ宮殿での開催、欧米での馬術人気の高さを感じました。馬術場の奥、水路の先にベルサイユ宮殿を望む、日本の可愛い応援団も登場。
パリでもボランティアによるおもてなしには感動しました。また、ミスト装置付給水機には人だかりが、早速渋谷区にも設置を検討するよう区長に予算要望しました。競技会場近くの仮設トイレも色とピクトグラムで一目瞭然。
パリオリパラの代表的なシティドレッシングといえば、エッフェル塔の五輪マークと凱旋門のスリーアギトス、これらは2028年までオリパラレガシーとして掲げられます。街中の街路灯にはオリパラフラッグ、極めつけはパリ市庁舎のドレッシング、完全にオリパラ仕様になっていました。気球型の聖火台もパリのまちを美しく彩っていました。
自転車行政
自転車走行空間の整備もオリパラに向けてかなり進みました。自転車利用者の増加も確認されています。
ごみ行政
パリ市内には至るところにくずかご、ゴミ箱が設置されています。分別して捨てるスタイルのごみ箱もあり、早朝に清掃車がごみを回収しています。
公衆トイレ
パリ市内に点在する公衆トイレは秀逸です。一機の中に、男性用、女性用が備えられていてとてもコンパクト、男性用小便器は使用後に自動で洗浄されました。
日本代表チーム、車いすラグビー協会、渋谷区、警察、パラ草の会、地域関係者の絶大なる協力をいただき優勝決定からわずか10日後という、9月12日に渋谷駅ハチ公前広場、渋谷センター街での車いすラグビーパリパラリンピック優勝パレードが賑やかに開催されました。パリで優勝が決まった瞬間の長谷部区長とのやり取り「優勝しました!渋谷で優勝パレードやりましょう!!」「ぜひ!!」から始まったこのプロジェクト、本当に奇跡的なタイミングで開催できたこと、この視察の最高のアウトプットになりました。関係者全員に心より感謝いたします。伊藤の記念撮影はキャプテンの池透暢選手、新エースの橋本勝也選手と。
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