現原宿駅舎は大正13年に建築された都内最古の木造駅舎 |
JR山手線原宿駅舎は大正13年に完成した都内最古の木造駅舎です。欧風の建物で屋根の上の尖塔が印象的、これまで原宿の顔、神宮前エリアのシンボルとして、長年地元住民や来街者に愛されてきました。
JR東日本は2016年、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、現駅舎の隣接地に新しい駅舎を建設すると発表、それ以来、地元や渋谷区などから駅舎の保存を求める声が相次いでいました。私も区議会の代表質問や、地元町会連合会、まちづくり協議会、渋谷区、JR東日本からなる協議会の場で、現駅舎を現在の場所にJRの責任で残すことを強く要望、地元住民からは区議会に陳情も提出されています。
建設が進む新しい原宿駅舎 |
ついに2019年11月、JR東日本から「駅周辺は防火地域に指定されているため、現駅舎をそのまま使用することは法律上の耐火性能を保てない。一度解体した後、旧駅舎の具財を可能な限り利用し、防火基準に適合した旧駅舎のデザインを再現した商業施設を作る。」と発表したのです。それまで渋谷区に求めていた再築・保存などの費用負担も、JRの責任の下に行われることとなりました。現原宿駅舎が時代に適合した新しい原宿地域の顔に再生されること、大いに期待しましょう!!
JR東日本が地元協議会で示した現原宿駅舎の建替え計画 |