新国立競技場駐輪場問題・解決に向け一歩前進
〜スポーツ庁より臨時駐輪場設置の提案〜

竣工まで1年に迫った新国立競技場・平成30年11月
独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)・新国立競技場設置本部から「当初の予定通り新国立競技場内における駐輪場は1ヶ所・95台とする」と、驚愕の回答があったのは昨年(平成29年)5月の渋谷区議会五輪・パラリンピック対策特別委員会との懇談会の席上でした。すぐさま同年6月渋谷区議会は「新国立競技場建設計画における駐輪場・駐輪台数の増加を求める意見書」を議決、総理大臣、文部科学大臣、国土交通大臣など関係者に送付するとともに、伊藤は特別委員長として超党派の国会議員による「自転車活用推進議員連盟」にて、この窮状を訴えたのです。
 
 
 


本年(平成30年)に入りやっと事態が動き出したのは秋口、私の元に自転車活用推進議連事務局を通じスポーツ庁から「新国立競技場内では常設の駐輪場95台は変わらないが、イベント時には臨時の駐輪場を開設したい」との提案がもたらされました。その提案とは、
① 新国立競技場の敷地内駐車場―305台
② 秩父宮ラグビー場の敷地内駐車場―68台
③ JSC本部ビル(日本青年館ビル)内駐車場―89台
計460台程度の駐車場の一部または全部を、臨時の駐輪場として確保、それをJSCおよびイベント主催者で公表・広く周知し誘導、駐輪場問題を解決しようというものです。10月にスポーツ庁・JSCとの懇談会を持った特別委員会の場で「自転車駐輪台数としてはどのくらいを想定しているのか」とたずねたところ「駐車場1台分のスペースに自転車5台、計2300台程度」との返答、台数的には充分な収容力を持つことになります。

しかしこの提案による問題解決はあくまで、スポーツ庁・JSCによる臨時駐輪場の運用がスムースに行われることが前提、新国立競技場でイベントが行われる際、千駄ヶ谷・神宮前地域に違法駐輪であふれることが無いよう、今後とも新国立競技場の駐輪対策には目を光らせつつ、問題解決を目指します。ともあれまずは一歩前進、皆さん、ご協力ありがとうございました!!
 
 
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