自転車「族」議員の仕事2011 パート2
〜被災地へ自転車を送る運動vol.2〜
東日本大震災とそれに伴う津波により原発事故を起こした福島第一原子力発電所。まさにそこに立地する福島県・大熊町、現在は避難区域に指定され全町で会津若松市に避難し、仮庁舎で行政が執り行われ、同じ場所に町立大熊中学校(分校)が開かれています。

7月半ば、円山町会青年部所属のボランティアグループのリーダーから「会津に避難している大熊町の中学生のために通学用の自転車を送りたい!」との相談を受けました。聞けば、会津若松市内の77か所の仮設住宅や借り上げアパートから分校に通学しているとのこと、「自転車のことなら伊藤さんに頼めと言われたから…」と聞けば、ひと肌もふた肌も脱ぎたくなります。

早速、危機管理対策部を通して桑原区長に依頼、区長は結構無理をして短期間に100台の放置自転車を集め、供出してくれました。また、今回のミッションは大熊町で自転車店を営んでいて、会津若松に避難している町民たちを臨時雇用し自転車を整備するというもの、渋谷区が自転車整備を行う必要はありません。4月に仙台に送ったときとはニーズや状況が異なった点も幸いしました。

8月19日に西参道自転車駐車場で危機管理対策部、土木部の職員にも手伝ってもらいながら自転車を10トントラックに積み込み、翌20日に往復600km超、8時間半に及ぶロングドライブを敢行し、会津若松・大熊町立分校に渋谷区長の親書とともに無事届けることができました。当日は、町民に生活支援物資を支給する日に当たっていて、布団からカップラーメンまで長蛇の列を経て配布されている状況で分庁舎敷地内はてんやわんやの騒ぎ、町民の皆さんが一日も早く住み慣れた地域に戻って落ち着いて生活できることを祈るばかりです。

「頑張ろう!大熊町」「つながっぺ!おおくま」
 
 
 
 
 
 
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