平成15年 渋谷区総合防災訓練開かれる
 
’03十勝沖地震!次は南関東直下型か?

 9月1日、防災の日に恒例の渋谷区総合防災訓練が代々木公園B地区をメイン会場に開かれました。この原稿を書いている最中(9月26日)に’03十勝沖地震のニュースが飛び込んできました。450人を超えるけが人の皆様、被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、平穏な暮らしのうちに、常に災害の危険が内在していることを強く意識して、繰り返しの訓練の必要性を実感しました。

テント一杯の参加者
警視庁の救出訓練
徒歩による帰宅訓練
テント一杯の参加者
警視庁の救出訓練
徒歩による帰宅訓練
 
本年度の目的・訓練内容
 本年度は相当な被害が予想される「震度6強以上」の地震が発生したことを想定し、区及び防災関係機関、並びに区民が取るべき防災活動の実践が目的となりました。主な訓練内容は次の通りです。。
訓練体系図
訓練体系図
 
災害救助犬も出動
区民の消火活動
応急救護訓練
災害救助犬も出動
区民の消火活動
応急救護訓練
 
観る訓練から行う訓練へ!今後の取り組みに期待
 今回の訓練は平日にもかかわらず178組織・5,327人の参加者を得ました。災害から区民の生命・財産を守ることは、行政の責務です。しかし、区民も「自らの安全は自らが守る」という自覚を持ち、常に災害に対する備えを心がけるとともに、被災時には積極的に災害応急活動に寄与する必要があります。近年、渋谷区の訓練も見学するという形から自ら行うという訓練に移行しつつあります。今後とも区当局にはこのスタンスを強化し、区民全体で災害に備えるという意識を育んでもらいたいものです。
 
上の画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます