３月３日から３月２６日まで、２４日間の日程で平成１５年第１回定例会が開かれ、数多くの議案を議決しました。特にこの定例会では予算特別委員会を設置して次年度予算を審査することから「予算議会」と呼ばれています。また、この議会は区民の皆様から頂いた４年の任期最後のものですから、今期の総決算だと認識し、区議会議員＝納税者の代表としてばっちりチェックしました。

７４０億５，６００万円　　前年度比７．４％増

(1) 区内第３番目の特別養護老人ホーム(１１９床)を中心
　　とした複合施設建設に着手(旧渋谷小学校跡地)

(2) 介護保険見直し
　　(ア) 基金(約４億円)を取り崩し保険料値上げ抑制
　　(イ) 保険料所得段階を５段階から６段階へ細分化し、
　　　　 負担感を軽減
　　(ウ) 在宅サービスを区独自施策として全て３％(本来１
　　　　 ０％)に軽減

(3) 高齢者の介護予防・健康作りをはじめボランティア等
　　社会参加を促進する拠点となる「高齢者センター」（仮
　　称）の検討に着手

西原「せせらぎ」でのデイサービス

(1) 勤労福祉会館に「知的・身体・精神」の３障害を対象と
　　する「就労支援センター」を開設

(2) 心身障害者デイサービス居宅支援事業・ホームヘル
　　プサービスの充実

(3) 区民施設のバリアフリー化の推進(笹塚区民施設・大
　　向区民施設にエレベーターを設置等)

障害者団体連合会運動会

鳩森子育て支援センター

神宮前小学校校庭から校舎を臨む

(1) 平和啓発や国際交流を通して「平和・国際都市・渋谷
　　の日」の事業を推進

(2) 「温室植物園」の工事に着手し、自然に親しむ空間を
　　創出

(3) 中小企業の振興策として「景気対策特別融資制度」を
　　継続

(4) 「渋谷駅周辺ガイドプラン２１」答申の実現を目指し、
　　国や都、企業等権利者による調査機関を設置

国際交流輪投げ大会

　渋谷区の当初予算が増額予算となったのは４年ぶりです。小倉区政８年の「行財政改革」が花開き実を結んだものと納税者の立場からも素直に評価します。また、上記のように積極的な施策展開を図りながら、財政改善をふまえ、３年計画である実施計画を見直し「新実施計画（第５次）」を策定したことも、区民の要望を的確にとらえたものと考えます。さらには、今後の財政需要を見込んで財政調整基金に５０億円を積み立てることも財政再建の証左でしょう。小倉区長が去り、新区長となってもこの「行財政改革路線」を堅持して頂くよう納税者の代表として強く求めるものです。