2月2日(月)
気分: 天候:
私の恩師、早稲田大学社会科学総合学術院教授、岡澤憲芙先生が70歳定年を迎えるにあたり、大隈記念講堂にて最終講義が行われました。最終講義とは文学部創始者・坪内逍遥先生が大隈記念講堂で1927年に行って以来の早稲田の伝統行事で、いわゆる大教授にのみ許されている花道です。
岡澤先生は政党政治、比較政治研究の第一人者であるとともに、北欧の政治・社会福祉を日本に伝えた開拓者でもありました。本日も退官するにはもったいないほどの迫力で、スウェーデンと日本の比較政治をご教授いただきました。ゼミ生には大変厳しい先生でもあり、私なども現役時代は書いたばかりのリポートを「全くなっていない」といわれ、目の前でびりびりと破かれたものでした。
考えてみれば私の座右の銘「知行合一」も岡澤先生から習った行動哲学が基になっているのかもしれません。「迷ったらGO!」「フィールドワークは100冊の読書に勝る」などの至言を学生時代に叩き込まれ、ここまで私たち教え子を育てていただきました。そして本日の最終講義でも胸にずしんとくる言葉で締めくくってくれました。
曰く「スウェーデンは150年間戦争をしていません。彼の国は超福祉国家などと呼ばれますが、真の福祉とは平和であるということ、戦争をしないということなのです。覚えておいてください。」と締めくくられました。イスラムテロ組織「イスラム国」に日本人二人を殺害されたばかりでもあり、なんとも説得力のあるものになりました。岡澤先生、本当に長い間ありがとうございました。
朝:焼きもち、ポンカン 昼:和食系新年会つまみ 夜:洋食系新年会つまみ、パスタ 間食:フルーツケーキ
トレーニング:代々木公園クロカンジョグ―昨日の30km走が効いて疲れたっぷり
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