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伊藤家の食卓

(2012年08月)

持病、再発。
 8月1日(水) 気分: 天候:
丸2年間、まったく発症することの無かった持病・痛風の発作が週明に始まりました…。そんなに重篤な症状ではありませんが、左ひざ前部が痛みます。はじめは、練習のし過ぎによる膝痛かと思いましたが、久しぶりのこの感覚、間違いなく痛風発作です。

そもそも痛風とは血中の尿酸値が上がり結晶化し身体中の関節に付着し、それを体内の白血球が敵(怪我や細菌)と間違って攻撃することによる炎症の状態、原因は@プリン体の多い食事・過度な飲酒A激しい運動B睡眠不足・ストレスB(特に夏場の)水分不足C遺伝などと言われています(苦労してきた分、知識は医者並みにあるのです)。

数年前までの伊藤たけしは、上記の原因がほぼ全部当てはまる状況、1年に1回〜2回くらいのペースで発作が起こる状態でした。その後は尿酸値を下げる薬の服用を始め尿酸の値も改善、生活習慣にも気を使ってきましたので、もう治ったものと思っていました。

しかしこのところの猛暑のなか、トレーニング後はいはくら水分補給をしても、トイレの回数が極端に減っていたり、週末炎天下の下長時間トライアスロンの審判を行ったり、深夜・早朝のロンドンオリンピック観戦で睡眠不足だったりと、不摂生な状況ばかり、遺憾なことです。

まあ今回は軽度の痛風でしたから助かりましたが、来週からは南アフリカ出張なども控えています。長時間のフライトは大きなストレスとなり、痛風発作の原因にもなりますので、せいぜい生活習慣には気を付けて、無事に旅を終え、夏を終えたいものです。

朝:カレー、フルーツ
昼:パスタランチ
夜:居酒屋系つまみ
間食:なし

トレーニング:ハチ公スイム練習―1500m 痛風のため陸上のトレーニングは休み

ウエスト・サイド・ストーリー。
 8月4日(土) 気分: 天候:
渋谷ヒカリエの中核施設として先月18日にオープンした「東急シアターオーブ」http://theatre-orb.com/
、ここは1900名を超える収容人数を擁する、日本では最大級の珍しいミュージカル専用劇場です。

この「東急シアターオーブ」のこけら落とし公演が、表題の「ウェスト・サイド・ストーリー」、こちらは48年ぶりに本場ブロードウェイからの招へい、文化・芸術にも通じたいと願う渋谷の議員として、こりゃぁ見逃せぬ!とばかり、大枚(13,000円×2)をはたいて家内と少しおしゃれして行ってきました。

「ウェスト・サイド・ストーリー」は過去に映画では観ていますが、ミュージカルでは初めて、オペラ歌手か?バレエダンサーか?と見まごうばかりの出演者たちの歌と踊りは、それは見事、その迫力に圧倒されました。また、席が前のほうだったこともあり、彼らのからだも良く見えました。そのマッチョぶりと言ったら…、シャツの上からもその鍛え方と日々の練習が分かりました。

ただストーリー的には、もっと「ジェット団」と「シャーク団」の対決部分や、トニーとマリアが恋に落ちていく部分が強調されてもよかったかな?なんて感じました。ともあれ、私も青春時代に感じ続けた、若者特有のぶつけどころのない不満・葛藤(まあ、今にして思えばばかばかしいのですが…)は充分伝わってきました。またチャンスを見つけて出かけたいものです。

朝:ピザトースト
昼:広東麺
夜:納涼会洋つまみ
間食:なし

トレーニング:ジョグ―12q 下の柔らかいクロカンコースなら何とか走れるようになりました。怖いです痛風は…

緊急連絡先。
 8月6日(月) 気分: 天候:
本日夜から、義兄の赴任先・南アフリカへ行ってきます。義兄は商社マンで、過去フィリピンに赴任している際もお邪魔しています。

帰国は18日の予定、13日間の旅です。まあ、目的地のダーバン到着が出発後30時間というのにもしびれますが、南半球は冬なので、どんな格好で行くのかも考えてしまいます。

現地での予定はサファリに一度入る以外にはほとんど決まっていません。ただ、波乗りが趣味の伊藤たけしとしては、サーファー天国の誉れ高い南アはとても楽しみ、特に波乗りを始めたころからあこがれ続けた波、「ジェフリーズベイ(Jベイ)」のスーパーブレイクは必見でしょう。

「ナポリを見て死ね」ということわざもありますが、私にとっての聖地・Jベイの凄い波を見て、できれば海に入って、奇跡的に波に乗れてどこまでも滑り続けられたら…、本当に死んでも本望かもしれません。まあ、死にはしませんが…、十分気を付けて行ってきます。

ちなみに、緊急連絡のある方は下記まで。あくまで緊急連絡のですよ。

************************************************************
ご利用携帯電話番号
 27-71-888-0153
************************************************************
「お申込内容」
 受注a@    : 【1626963】
 ご利用者    : 伊藤 毅志 様
 商品受取予定日 : 08/06

 お問合せの際は、必ず受注b明記ください。


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アフリカの大地に、立つ。
 8月8日(水) 気分: 天候:
6日の夕方、成田空港を出発後、約12時間のフライトでアラブ首長国連邦のアブダビに降り立ちました。灼熱の大地は気温40℃オーバー、舞い上がる土煙が太陽を陰らせ、降り立つ直前の「現在現地はラマダン月に当たります。日中、公共の場所での飲食は出来ません」という放送にビビり、6時間に及ぶアブダビでのトランジットタイムはただただ、じっと耐えるのみです。

アブダビから、南アフリカ・ヨハネスブルグまではまたそこから約8時間の道程、かなり疲れがたまったころアフリカの大地が眼下に見えてきました。「おお!アフリカ!は〜るばる来たぜアフリカ(函館)」とか歌いながら喜び勇んで降りようとすると、機内の乗客の様子が少し変です。何やら皆さん、厚手のコートやマフラーを身につけ出しているのです。

「寒っ…!」と思わず呻くほどヨハネスブルグは冷えています。現地の気温マイナス1℃、なんと雪まで舞っているではないですか、「ここ本当にアフリカかい?」とか悪態をつく私、シャツの上にはペラペラに薄いブルゾンを一枚羽織っているだけ、似たように薄着の家内と二人肩を寄せ合います。今度は震えながらイミグレーションをなんとか通過し入国、国内線の出発を待ちます。

ヨハネスブルグから目的地のダーバンまでは1時間のフライト、なんと成田空港に到着してからすでに33時間が経過していました。まさに「地の果てにまで来た」と素直に実感しました。そして、そこに迎えに来てくれた義兄夫妻の姿を見た時、まさに地獄に仏の嬉しさです。これから始まる南アフリカでの約10日間、どうなる事やら…、折を見てまた「伊藤家の珍道中」を報告しましょう。

※ちなみにダーバンでは義兄のお宅に転がりこませてもらっていますので快適そのもの、パソコンも借りて「食卓」を更新しています。それではまた近いうちに!See you!

朝:サンドイッチ
昼:イタリアン
夜:BBQ
間食:なし

トレーニング:ジョグー12km 義兄宅の周りはクローズドスペースになっていて治安は問題なし、1周約3kmのアップダウンのあるコースを走る事が出来ます。


現地の事情。
 8月13日(月) 気分: 天候:
南アフリカ、とても良い所ですが、インターネットの繋がり具合とかが良くありません。

まさに今、書き終えた、「伊藤家の食卓・野生動物編」が一瞬にして消え去りました…、私の責任もありますが「がお〜!」。

ということで、この話以降は帰国後の土産話で。明日から、ダーバンを離れ、家内と二人ジェフリーズベイへ向かいます。

世界一の波の立つ波乗り天国での珍道中の始まりです。

朝:サンドイッチ
昼:カレーライス
夜:イタリアン
間食:チーズ

トレーニング:ジョグー7km サーフィン

無事、帰国(何とかなるもんだ)。
 8月20日(月) 気分: 天候:
19日土曜日にまた30時間近くかけて、無事帰ってきました。いろいろなことがありすぎて、一気に報告は無理ですから、波乗りや野生動物のことはそのうち「スポーツマンたけし・サーフィン特別編」で報告するとして、この旅で一番驚いたこと(嬉しくて!)を紹介しましょう。

義兄家族の駐在するダーバンを離れ、ポートエリザベス→ジェフリーズベイと移動する日、私たちの一番の心配事はそのプアな「英語力」に他なりませんでした。ダーバンでの英語が堪能な家族の庇護の下から離れ、大海に放たれた子羊?みたいな私たち、まるで幕末に咸臨丸で太平洋を渡った勝海舟みたいな?ものです。

来るときだって、アブダビから先、ヨハネスブルグ、ダーバンまで、日本人にも日本語にも全くお目にかかっていませんので、これからの5日間の不安は相当なもの、ましてや家内からは「会話はあなたに任せたわよ!」とかいわれているので、プレッシャーは相当なものです。

案の定、南ア人の早口の英語には早速閉口、サーフボードのオーバーチャージ、ゲストハウスのチェックインやレストランの予約、タクシーの金額交渉などで、伊藤たけしの英語力はほぼ壊滅的な打撃を受けました(とはいうものの、何とかなってはいますが…)。心の底から「私の時代の日本の英語教育は全くなっていなかった!この苦しさを後から続く日本人に味あわせては絶対いけない」と、感じましたね。教育委員会にもよくいっとかねば。

さて、「世界一の完璧な波」が立つといわれる、ジェフリーズベイ(以後J―Bay)の海のなかでも、東洋人のおっさんがよほど珍しいのか、次々に地元サーファーから声がかかります。「どこから来たのか?」とか「いつまで滞在するのか?」くらいのことは理解でき返事もできますが、他のことを聞かれても解らないのでニコニコしているほかありません。

ほとほと疲れ果てたところ(サーフィンで、でははありません…)こちらを見ている、これまた東洋人らしきサーファーを発見、一目散のパドルで寄っていき、神に祈る気持ちで「もしかして、日本人ですか?」と聞いたところ確かに「はい。」との日本語が返ってきました。嬉しかったですね〜、猿の惑星で人類にあったようなもんです(比較が適当でなく申し訳ありませんが)、感激しました。

波に乗るのも忘れ、必死に会話する私、どうやら彼はやはりサーファーである奥さんと、いい波をもとめて世界中を旅している最中だそう、J―Bay滞在も1ヶ月になるそうですが、「あなた(私のことです)がここで出会った二人目の日本人」だったそうです。

さらに驚いたことに、彼から職業を聞かれた際「実は東京の渋谷で議員をやっているのです。」と答えたところ「もしかして、伊藤たけしさんではないですか?」といわれたことです!!私からすれば地の果てのような南アフリカの田舎町のそれも海の中で日本人・「伊藤たけし」の名前を聞こうとは…、涙が出るほど嬉しい気持ち、わかって下さい。

その後はもちろん、食事に誘い、お互いパートナー同伴で楽しい食事(レストラン予約もオーダーもすべて彼らがやってくれましたので…楽でしょうか?)のひと時を過ごすことができました。彼らのこれからの長い長い旅に幸あれ!!と祈るばかり、本当にありがとうございました。

そんなこんなで、私の南ア珍道中は終了、私の座右、王陽明の「知行合一(知識と実践の合致の意)」を改めて深く認識した旅になりました。やはり旅は豊かな人生において絶対に必要なスパイスですね。また、どこかへ出かけることにしましょうか。

朝:ハムチーズサンド
昼:とんこつラーメン(美味いねぇ、日本のラーメンは)
夜:和食(美味いねぇ、日本の和食は)
間食:まんじゅう(美味いねぇ、日本のお菓子は)

トレーニング:ジョグー13q(暑いねぇ、やはり日本の夏は)

直感に、従え。
 8月26日(日) 気分: 天候:
今日はもともと、午前中に「湘南オープンウォータースイム」(鎌倉七里ガ浜〜江の島・2.5km)に出場し、取って返して午後からは渋谷区スポーツセンタープールで行われる、「渋谷区民水泳大会」に出場というハードスイムスケジュールを組んでいました。

昨日土曜日に行われたオープンウォーター10qの部は無事終了していますから、普通であれば問題なしです。しかし、折から大型の台風15号が沖縄に接近、天気図を穴の開くほど眺めたところ、サーファーでもある伊藤たけしの経験則に基づくジャッジは、「明日の波はでかい」というものです。

この直感に従い、急きょ電車ではなくサーフボードを積んだ自家用車で午前4時に家を出発、三浦半島にあるサーフィンのとあるクラシカルポイントで波乗りを楽しんだ後、オープンウォータースイムに出場、さらに渋谷区水泳大会へと続く、スーパーハードな計画に変更です。

やはり波はありました。南アフリカでさんざんぱら波乗りをしてきましたので、まず調子よくサーフィンを楽しめました。その後のスケジュールも考慮し、早めに海から上がり、三浦半島を北上しているところで、一緒に出場予定の後輩から「高波の影響でオープンウォータースイムは中止」との連絡が入りました。

「やっぱりな」との思いで、会場の七里ガ浜駐車場に到着、海を見れば確かに素人が泳げるような波の状況ではありません。大会本部で完泳メダル(泳いではいませんが…)、ドリンクをもらい大会のミッションは完了です。不幸中の幸いとでも言いますか、私は引き続き七里ガ浜でも、もう一ラウンド波乗りを楽しむことができました。

その後、渋谷に戻っての区民水泳大会では、50歳以上の部に初めて参加、50m・平泳、50m・クロールに出場し、両種目とも大会新記録で優勝(といっても3人〜4人しか出ていませんので大したことはありませんが…)です。もし、今朝電車で普通に出かけていたら、結局水泳大会だけにしか出られなかった物足りない一日だったかもしれません。

直感に従って正解、伊藤たけしのイレギュラーな水辺の一日は、楽しく終了です。

朝:おにぎり
昼:生姜焼き定食
夜:牡蠣パーティー
間食:サンドイッチ

トレーニング:スイムー水泳大会500mくらいか サーフィン ―2ラウンド・ビッグウェイブでした!