戻る
伊藤家の食卓

(2010年09月)

天然ものに、はまる。
 9月1日(水) 気分: 天候:
学校の校庭やグランドに天然芝を張ろう!という動きが広がっています。渋谷区では現在、小学校は人工芝、中学校は荒木田(土)が校庭の主流です。

やっと本年度渋谷区でも、人工芝化されていない土の小学校校庭1校を天然芝に替える予算が計上されたこともあり、地元有志のメンバーとこのところ、天然芝を使っている近郊の学校をちょくちょく視察しています。

昨日伺ったのは小平市立第13小学校、そこにはご近所の「味の素スタジアム」にも負けない、密度の濃いティフトン芝の青々とした校庭がありました。

案内してくれた校長先生はおもむろに靴と靴下を脱ぎだし「皆さんもどうぞお脱ぎください」とのこと、「靴は禁止なのですか?」と尋ねると「いえ、いえ、そうではありませんが、直に芝に触れてその感触と温度を体感してもらいたいのです」と、いわれました。

校庭に入ったところでなんとなく、涼しい感じはしましたが、素足でグランドに入ると確かにひんやりと冷たいのです。聞けば、外気温が35度になると、アスファルトや人工芝の温度は45度くらいまで上昇するそうですが、天然芝だと30度までしか上がらないとのこと、それは冷たく感じるはずです。

一同すっかり感激、思ったほど予算や手間もかからないようですし、私も一気に天然芝推進派になってしまいました。やはり、魚や野菜と同じく天然ものはいいですよ。関係者の皆さん、ぜひ一度ご賞味(素足でご確認の意)あれ!

朝:ひじき・おにぎり
昼:カレーライス・冷うどん
夜:中華料理
間食:大福もち

トレーニング:ジョグ−13q

18℃、極楽。
 9月3日(金) 気分: 天候:
これ今朝の峰の原高原の最低気温です。昨日・今日と渋谷区の青少年施設「アクティブ峰の原」を所管する文教委員会で視察、酷暑の下界に比べ超快適、視察も順調に進みます。もちろんエアコンなど必要はなく夜などは「ちょっと寒いから窓を閉めて寝よう」という具合、極楽でした。

朝一番は隣接するクロスカントリーコース(全長2q)を使い、楽しみにしていたトレーニングです。7月、8月は実業団や早稲田大学をはじめ、大学駅伝部で満員のコースも9月に入れば悠々と走れます。今朝は実業団、大学がそれぞれ1チーム練習しているほかは私が走って、区議会の文教委員さんたちが散策するという光景、のどかです。

コースは菅平・峰の原の大自然に囲まれ雄大な風景の中にあり、ここ2か月くらい経験したことのない涼しさですから、自然とペースも上がりますが、そこは1500mを超えた高地、ちょっとした上り坂でもひーひー息が上がります。ましては大学生や実業団に追いかけ回されている状況ですから、すっかり良い練習をしてしまいました。

今年の箱根駅伝でシード権を獲得した地元・青山学院大学駅伝部が毎年施設に宿泊し練習する理由もよくわかりました。冬はスキー、スノボ、春・秋は山菜取りやキノコ狩り、夏は山歩きや陸上トレーニングとここもやはりとても魅力的な渋谷区の観光資源です。

私みたいな人間がもっともっとPRをして、利用率向上を目指さないと、ですね。しかし東京は暑い!!帰ってくると実感します。

朝:和定食
昼:信州そば
夜:しゃぶしゃぶ
間食:お焼き

トレーニング:クロスカントリーラン−15q

女子力。
 9月5日(日) 気分: 天候:
エディター、アナウンサー、モデル…、30歳代のいわゆる女性業界人が私のもとを訪ねてきて「私たちも女性だけのランニングイベントを開催したい、意見を聞きたい」とせがまれたのがわずか半年前、もちろん私たちが原宿・表参道、明治神宮を走り抜ける女性のためのロードレース・東京ビューティーラン・シブヤ(仮称)を立ち上げつつあることを知ってのこと、その時はまだ海のものとも山のものとも分からなかった彼女たちですが、見事にやってくれましたよ!

本日お台場で開催された「RunGirl★Night」http://www.rungirl.jp/
は女性目線でランニングを楽しみたいという気持ちがたっぷり伝わってくる、素晴らしいランニングイベントでした。いままでマラソン大会といえばとかく男性ランナーが主役の大会運営がほとんどでしたがさすが、コアメンバー全員がランニングを趣味としているだけあって男性の私には驚きの連続でした。

ステージでは「美脚エクササイズ」や「美白クリニック」が、各ブースでも乳がんや子宮頸がんの啓発コーナーや、親子休憩所、エアバギー(子供を乗せて走れる乳母車?)コーナーなど、女性の視点満載、見ているだけでも楽しめます。また、500名の女性ランナーがスタートしていく様は圧巻、カラフルでおしゃれで、みんなとても輝いて見えました。

ランニング終了後はアフターパーティーで、新作ランニングウェアのファッションショーも行われた模様(私は次の予定があり参加できませんでしたが…)、政治とか行政とか、業界とか既存の枠をすべて取り払った感のあるとても自由な感じのランニングイベントでした。成功おめでとうございます。私たちも大いに参考にしますね。

半年前「なぜ日本のマラソン大会は終わったらビールとから揚げなんですか?もっとヘルシーな食べ物がないのはなぜでしょう」とまるで蓮舫大臣のごとく私に食って掛かった彼女たちに「バカヤロー!ビールに鶏からがなくて誰が走るものか!!」と激論したからでしょうか、フードコーナーには美味しそうな「鶏のから揚げ」も売っていましたよ。ともあれあっぱれな大会でした、彼女らの行動力と情熱、女子力に脱帽です。

朝:ひじき
昼:ゴーヤーチャンプルー、冷やし中華
夜:居酒屋系つまみ
間食:かき氷

トレーニング:ジョグ−12.5q やはり東京は暑いです。



あの頃の、面影。
 9月9日(木) 気分: 天候:
今朝代々木公園でのランニング中、向かいから走ってきた大柄な男性ランナーから「お〜い!伊藤さん!」と声をかけられました。だれよ?と思い目を凝らすと、なんと早稲田大学陸上競技部・駅伝監督の渡辺康幸さんではないですか、びっくりしました。

渡辺康幸といえば往年の早稲田のスーパースター、箱根駅伝でも走れば区間新記録を更新、ケニア人留学生にも負けない本当に花のある天才ランナーでした。卒業後は瀬古利彦氏率いるヱスビー食品に入社、ヱスビーのホームグランドがここ代々木公園でしたから、彼の現役時代はその雄姿を憧れを持って眺めたものです。

彼とはその当時からの付き合い、今では私が早稲田駅伝の応援団「渡辺康幸監督(なべ)を男にする会(瀬古利彦会長)」の事務局長を務めている関係もあり、一緒にいることもままありますが、現役を引退し早稲田の駅伝監督になった彼といえば、まるでランナーが相撲部屋の親方に変身したようにぽっちゃりと太ってしまいました。

ここしばらく彼も少し身体が絞れたかな?と感じてはいましたが、今朝の渡辺監督といえばさらにスマートになり、いい感じでジョッグをしています。「今日からインカレでこちらに来ているのです。一緒に走りましょう!」と誘われ、走りながらよもやま話をしましたが、このところ彼も毎日ジョギングをしているとのこと、あの頃の面影が戻ってきました。

それなりのスピードで走っても会話ができるぐらいですからたいしたもの(往時の彼に向かっては失礼ですが、監督就任後は別人ですから…)、「身体が軽いっていいですね!」とか言っています。さらには夏合宿で故障者を一人も出さないなど早稲田の調子もかなり上向きらしく、「箱根はもちろん、出雲・全日本と3大駅伝はすべて優勝を狙えます!!」と力づよい発言も飛び出しました。

見れば彼は無地のTシャツ、私はヱスビーのロゴ入りTシャツで走っているのも笑えましたし、ともあれ楽しい朝のひと時でした。
なべちゃん、頑張れよ!!

朝:トウモロコシ
昼:大盛りラーメン
夜:和食系つまみ・餃子
間食:まんじゅう

トレーニング:ジョグ−15q

お久しぶりの、面子で。
 9月11日(土) 気分: 天候:
先日「伊藤さ〜ん久しぶり、元気ですか?」と、変わらず調子のいい声でかかってきた電話は久しぶりの菅原一秀衆議院議員http://www.isshu.net/

です。要件は昔、私が自民党都連青年部にいたころ、いつもつるんで飲み歩いていた4人組でたまには会おう、というお誘いです。

日程調整ののち本日、中野駅にほど近い割烹に菅原代議士をはじめ、市川・中野区議http://www.njp.gr.jp/ichikawa/

、関・杉並区議http://www.sekimasao.com/

、それと私が集いました。私が自民党を飛び出し、都議会選挙に挑戦する直前に会ったきりですから5年半ぶりの再会ということになります。

4人はそろって区議会に平成3年に当選した同期ですが、渡るには厳しい政治の世界のこと、誰もが順風満帆に歩んできた者はいません。落選したもの、大病を患ったもの、政治的な争いに敗れ自暴自棄になってしまったもの、離婚したものなどなど、今はみな笑って話しができますが、それは壮絶な経験談ばかりです。

でも、皆まだ生きています。それも政治の世界で。野党自民党の菅原代議士もこれから大変でしょうが、区議会議員の3名は来春が選挙、新党の動きなど各区でブームの兆しもあるようですが、「残るのは本物だけ」という認識で一致、「3人とも本物の証を立て(当選するの意)また集まって祝杯をあげよう!」と誓って別れました。

今度も笑顔で同志たちと会えますことを。

朝:オムレツ・トースト
昼:天ぷらうどん
夜:和食系つまみ・茶漬け
間食:まんじゅう・ナッツ

トレーニング:ジョグ−13q

冬の新島にも、どうぞ。
 9月13日(月) 気分: 天候:
都議会選挙に落選し、区議会の議席を失った空白の2年(H17〜H18)のなかで「新島青少年センターhttp://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/youth/yt1_niijima.html
の利用率が上がらないということは、その使命を終えたということではないのか?閉鎖の検討も」などという意見が議会で出ていることなどつゆ知らなかった私は戻ってきてびっくりです。

「(あんな素晴らしい)新島センターの利用率が上がらないのは、その魅力を行政側が伝えきれていないことと、集客努力の不足だ」と所管の文教委員会で熱く語ったところ、ほかの委員さん達も賛同してくれ、2年前には行政サイドで割高な交通費を削減するため、東海汽船と交渉、センター利用者の運賃1割引きを実現しました。

引き続き「12月から翌年2月までは閉鎖期間になっているが、サーファーや釣り人などセンター利用のニーズはある。少なくとも12月いっぱいは開設を!」と委員会として要望していたところ、本日行政側から「開設期間を12月28日まで延長する」との報告がありました。

とてもうれしい報告でしたが、今回の措置はあくまで「試行実施」との位置づけ、利用者が少なければ来年は行わないということです。言いだしっぺとしては、自分はもちろん多くの区民にお知らせしたり、お誘いしたりして、新島青少年センターの利用者を増やさなければなりません。

「新島の海は夏もいいのですが、秋深まってからの落ち着いた青にこそ、その魅力がありますよ」と島の年寄りから聞いたことがあります。温泉、魚、サーフィン、釣り、ランニング、自転車、そして海。どうぞ、冬の新島へお出かけ下さい!

朝:目玉焼き・トースト
昼:もやしそば
夜:和食系つまみ・ごはん
間食:月餅

トレーニング:ジョグ−12.5q 週末のトレーニングの疲れで身体が重い

論調。
 9月16日(木) 気分: 天候:
昨日ついに渋谷区により区立宮下公園が一部閉鎖されました。ここはスポーツ用品メーカー「ナイキジャパン」が10年間のネーミングライツを取得し、現在あるフットサルコートに加えスケートボード場、クライミングウォール、エレベーターなどを設置しスポーツ公園化しようとする計画で、本来であれば、昨年9月改修工事着工今年5月からは区民が利用できるはずでした。

しかし、計画に反対する団体(区民ではありません)が公園を我が物の顔で不法に占拠・占有、公園内にテントを張り、へんてこなオブジェや看板などを掲げ、お祭り騒ぎを繰り返すありさま、地域の住民や商店会、またサッカー・フットサル愛好者からは私のもとに「いい加減にしてほしい、区民やスポーツ愛好者が普通に利用できるようになるのはいつになるのか?」と問い合わせや、苦情も相次いでいました。

園内にはゴミがあふれスラム化し、あわせて周辺環境も著しく悪化している状況を憂慮し、さる6月の区議会定例会の本会議でも私は「早急に工事に入るべし」と区長に質問していました。今回渋谷区が行った措置は当然ではありますが、英断であると評価します。しかし、行政サイドや私が最も気になったのはマスコミがどの程度、どんな内容の報道をするのか?という点です。

昨日夕刊に一部、本日朝刊に各新聞が宮下公園の閉鎖を伝えていますが、内容は非常に落ち着いていて渋谷区発表の報道資料と閉鎖の事実を淡々と報道している感じです。また、ワイドショーなどでも取り上げていますが、コメンテイターの発言も中立な立場でした。

私はスポーツ公園化推進派議員として反対団体からマークされているところ、この「食卓」でも「やった!やった!」と書けば、また激しく非難されたり、身体に危険が及ぶ可能性もあります。しかし今日は近所の方々からも「とうとうやったな!」と激励をもらいましたし、誰かが(私が)「この行動は正しい!」と声を大にせねばと決意しキーボードを叩いています。

どうか良識ある区民の皆さん、納税者の皆さんのご理解を心よりお願いする次第です。

朝:筑前煮
昼:幕の内弁当・枝豆
夜:中華料理
間食:まんじゅう

トレーニング:ジョグ−15q 大雨のなか代々木公園でアドベンチャーレースをやった気分です。

俺たちにも、歌わせろ。
 9月18日(土) 気分: 天候:
トライアスロン愛好者が「変わり者」である、というのは半ば世の中の常識になっています。@あんな過激なスポーツを本当に楽しそうにニコニコしながら行う、A他者の目を気にしない強烈なアイデンティティを持っている、そしてなによりB「トライアスリートって変人ぞろいだよねぇ?」と水を向けると皆、真剣に頷くくせに、自分だけは普通の人だと思っているあたりが、なにやら変わっているのです。

さて本日、そのトライアスリート達が主催する「第9回渋谷区アクアスロン大会(スイム・ランの複合競技)」が行われました。そちらは無事盛り上がって終わりましたが、渋谷区トライアスロン連合の中心的メンバーの女性がなぜかこの日に、自分の結婚式をぶつけてきました。変わっているでしょ?やはり。

渋トラの幹部も大会終了後、一応着替えをすませて急ぎパーティー会場に入りましたが、もちろん全員遅刻、鏡開きのメンバーに指名されていた私はぎりぎり間に合い事なきを得ましたが…。しかしどうやら変わり者=タレント豊富という図式になっているらしく、トライアスリートは何か変わった能力を有する人も多いのです。

本日おめでたの新婦もその代表格、出身校の慶応大学ではアカペラサークルに所属していて、同じサークル出身者の「一青窈」や「ゴスペラーズ」がどんどんステージに上がって、新婦やサークルメンバーと歌を歌います。私たちは一大イベントを終わらせてきた打ち上げ感ではじけたくて仕方がないところに、この素晴らしいステージ、勢い「俺たちにも歌わせろ!」となります。

司会者に「飛び入りで歌いたい!」と堂々と頼んだところ、新婦からはっきりNOが出てしまいました。でも、パーティーの終盤トライアスリートと新郎新婦との記念撮影タイムで私たちが壇上に上がった際には「ランナウェ〜イ とても好き〜さ〜」とみんなでゲリラアカペラを披露してきました。ちゃんと新婦も歌っていましたのでご心配なく。

まあ、その程度で私たちの「歌わせろ!」気分が静まるはずもなく、パーティー終了後は即座にカラオケボックスへGO、時のたつのも忘れメンバー一同絶叫しまくりました。智ちゃん本当におめでとう、アーメン。

朝:おにぎり
昼:パーティー料理(あまり食べられず)
夜:カラオケつまみ・讃岐うどん(新婦は高松の人です)
間食:なし

トレーニング:アクアスロン大会主催のため完全休養日

その一言で、許す。
 9月23日(木) 気分: 天候:
大詰めの宮下公園スポーツ化改修計画、反対団体が設置したオブジェや看板など公園内の残置物を渋谷区が撤去する「行政代執行」が明日に予定されるなか、TBSラジオからこの問題に関してトーク番組を企画しているので出演してほしいというオファーがきました。

「事実関係を公平に報道する意図ならばコメントします」と答えたところ、偏らない番組編成を約束してくれたので、公園改修推進派議員として、反対派マスコミの人と対でトークセッションと相成りました。

私がコメントする時間は午後11時とのこと、その前にはお祭りの打ち上げやら、トライアスロン関係の後輩の送別会などもありましたが酔っぱらってろれつが回らないではすみません、お酒は抑え気味に時間をやり過ごしました。

さて時間となり、私とラジオパーソナリティーとのやり取りがはじまりました。その前には反対派に属する方のコメントや、本日の抗議集会の模様が流されたため、公平・公平といっても「ホームレスの追い出しではないですか?」「スポーツ公園は区民に本当に望まれていますか?」などの鋭い質問が飛びます。

私はその都度、今まで渋谷区が80人もいた宮下公園のホームレスを2名にまで減らした努力や、公園の下に彼らの転居先を設置しセーフティーネットとしてること、スポーツ公園が完成したらきっと区民も納税者も利用者も喜ぶ施設になることなどを力説しました。

20分間ほどのやり取りの後、パーソナリティーは「推進派の人は完成したらきっと皆喜ぶはず!とかいうのですよね」とコメントしたものですから私は「カチン!」ときましたが続けて「でも今お話しいただいた伊藤議員もやはりその立場の中で一生懸命戦っているのかな?と思ったら、この曲が聞きたくなりました」「聞いてください、中島みゆき・ファイト」といって曲が流れてきました。

パーソナリティーの最後の一言で、すべてを許すことにしました。「ファイト」もなかなかいい曲ですね。

朝:トースト、ひじき
昼:焼肉ランチ
夜:居酒屋系つまみ、パーティーつまみ
間食:アイスクリーム

トレーニング:バイク皇居−25q ジョグ−10q