1月3日(土)
気分: 天候:
昨晩、このところ恒例となっている「渡辺康幸監督(なべ)を男にする会」幹部による箱根駅伝応援ツアーを追いかけて、我々と早稲田大学の選手たちが泊まる芦ノ湖湖畔のホテル「武蔵屋」へ入りました。
ただ、昨年と違うのは同宿に往路優勝の東洋大学がいること、往路のワン・ツーフィニッシュといっても、東洋・1年生の柏原選手に大逆転を食らっての2位ですし、王者・駒澤大学が失速したあとの唯一のライバル校ですから宿の雰囲気もピリピリしています。
今朝、まだ外が真っ暗な時間に温泉に入っていると「伊藤さん、おはようございます」と、渡辺監督から声をかけられました。「どうですか?調子は?」とたずねたところ、普段は自信家の彼から威勢のよい返事が返ってきません。
渡辺監督はカラスの行水で上がっていきましたので、露天風呂にいた陸上競技部の磯監督(なべちゃんは陸上競技部内の駅伝監督です)に「どうしちゃったの?あまり元気がないけれど…」と聞いたところ、「(準エースで3年の)高原が故障して使えなくなった、代わりに1年生の八木を使うようだ」とのことです。
そんな話しは聞いてなかったので「え〜」と思わず聞き返してしまいました。しかし八木とて、昨年度5千メートルの高校チャンピオン、早稲田の暗雲を吹き払う激走を期待して宿を後にし、応援ツアーを開始しました。
しかし流れを失い焦った選手たちは、揃って前半に突っ込みすぎて途中失速、悪い流れのスパイラルを抜け出すことが出来ず、結果はご承知のとおり、東洋大学の完全優勝、早稲田は選手監督をはじめ関係者一同にとっては悔しい悔しい2年連続の総合2位となりました。
駅伝終了後、打ち上げにきたテレビ解説の瀬古利彦さん、「疲れた〜、もうどこにも行きたくない」と第一声、昨日あまりに発言が早稲田寄りだと日テレ・編集局長に注意を受けたくらいの人ですから、落胆の色は隠せません。私としてもこの世界にあまりに深く足を突っ込みすぎて(選手たちとも親しくなっているため)、母校愛だけではない情が湧いていますのでショックは同じです。
結局、ワインをがぶ飲みしながら遅くまで敗因を分析し、たかが駅伝、されど駅伝の奥深さをかみ締めました。そして「早稲田がグランドスラム(出雲・全日本・箱根の学生3大駅伝を同じ年に勝つことです)を達成してこそ、渡辺監督を男に出来る!!」ということになりました。
しかし、これでエース竹澤がいる間に一度は総合優勝を!という望みは叶えられませんでした。同じメンバーで翌年もチームを組めない学生駅伝、その刹那な感じも人気の理由なのかもしれません。本当に関係者の皆さん、お疲れさまでした!。
朝:和定食 昼:おにぎり・サンドイッチ(車中にて) 夜:洋食系・居酒屋系つまみ 間食:アイスクリーム
トレーニング:完全休養日
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