2012年4月 全日本トライアスロン宮古島大会
〜50歳・暑さのなかベスト記録を更新〜
3年ぶりに宮古島へ帰ってきました。肌寒い東京から青い空と海の宮古島へ、ここはすでに完全な夏を迎えています。過去、私は宮古島大会2度を含む3度のロングディスタンスのトライアスロンに出場していますが、いずれも一番得意なはずのランでつぶれ、歩いてしまい力を出し切ることができませんでした。「伊藤たけしはロングに弱い」の評価を覆すべく、今回はひそかに期するものをもって宮古島に挑戦です。
 
4月といえばトライアスロンシーズンは始まったばかり、みっちり練習を積んで!とはいきませんが、今回、自分的にはそこそこトレーニングを積み、故障もなくレースに臨める状態、目標は6年前(44歳)に出した10時間33分という自己記録を更新すること、あわよくば10時間を切りたいと考えスイムスタート地点、前浜ビーチに立ちました。
当時の天気予報は「曇りのち雨、だんだん強くなる」でした。確かに夜明け前からしとしと粉ぬか雨が舞っていましたので雨対策の準備を怠りなくしたわけですが、スタート時点では曇り、泳ぎ始めてしばらくたつと急速に青空が広がってきました。海は穏やかで絶好のコンディション、そのおかげで1700m地点の第2ブイ付近ではいつもよりサンゴ礁群と熱帯魚が綺麗でした。スイム途中で緊張からくる吐き気に襲われ、息が苦しくなりましたが、何とか平静を取り戻し51分33秒・136位でのスイムアップはほぼ予定通りでした。
バイクパートに入ると、やはりというか、予想通り他の選手に大いに抜かれます。たまに抜くのはスイムの速い女子選手位なものです。自転車をトライアスロンバイクに替え、カーボンホイールを履き、ポジションも出し、それなりに練習も積んできましたが、それでも伊藤たけしにとってバイクはウィークポイントです。しかし「焦るな、焦るな」と自分に言い聞かせて、じりじり首筋に照りつける太陽対策としてスポンジや水を首や頭にかぶせながら、155kmの道のりを走り切りました。バイクラップタイムは5時間4分42秒・314位、2種目トータル5時間56分15秒・248位はこちらも想定の範囲内です。
さて、バイクが終わりトイレを済ませて(ロングのレースはゆっくりトランジッションタイムが取れます)、着替えのテントに入ったところで湘南ベルマーレ・中島コーチと遭遇、「お疲れさまです!この暑さのなかこれからフルマラソンって信じられます?」と声をかけると「何とかなるもんですよ!」と、トライアスリートらしいご返事、それではと、気合を入れてスタートです。予定では、最後のフルマラソンを4時間以内で走り(持ちタイムプラス1時間は全然余裕だと周りが皆いうのです。直近のフルマラソンは2時間58分台でしたので…)、めでたく10時間切りというストーリーでしたが、世の中そう甘くはありません。5kmのペースを27分半イーブンと決めてのスタートでしたが、調子よく前の選手を捕まえて、設定ペース以上のタイムで走れたのは10qまででした。後は坂道を転がり落ちるようなペースダウン、歩き出したい衝動を何とかこらえて4時間19分16秒・216位、トータル10時間15分31秒・199位/1231位という結果に相成りました。
終わってみれば、最高気温は29度まで上がったとのこと、完走者数1231人/1470人、完走率83.7%という過酷なレースでした。そんななかで、10時間切りという大きな目標には届きませんでしたが、3年前の記録どころか、6年前の記録も更新しベストタイムを出せたことには満足しています。しかし、ロングの課題も新たに発見しましたので、次回(もうしばらくは出たくありませんが)こそ、夢の9時間台を目指します。なお、最後に紹介する写真は今大会の覇者・ブロヒン・アントン選手とのツーショットです。たまたまフィニッシュ会場の隣どうしで宮古そばをすすっていて、意気投合しました。お互い言葉がうまく通じず、彼が「タイムが悪かった…」みたいなことを言うので、優勝者とは全く気付かず「ドンマイ!俺も同じよ。次頑張ろうぜ!」とか肩を叩いていたら、実は…でした。伊藤たけしらしい間抜けな一幕でしたが、本当に楽しい充実したレースになりました。関わっていただいたすべての方がたと宮古島の素晴らしい自然に心から感謝します。
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