2004年3月 第7回東京・荒川市民マラソン
― トラブルを乗り越え4連続サブスリー達成 ―
1万5千人以上が走るマラソン大会
1万5千人以上が走るマラソン大会
 
《レース前》
 今回のレースは不安な要素があまりにも多かったため、ベスト記録ねらいと言うよりも、連続サブスリー記録を止めないようにと考えてスタートラインに着くことになりました。
抱えていた不安の主なものに、
 (1)お正月にアキレス腱を故障し1月中はほとんど走れなかった
 (2)体重が前年同レース時より3キログラム以上重い78キログラムもあった
 (3)2月・3月と練習を詰め込みすぎて疲れが抜けない
 (4)例年ペース走として走る青梅マラソンやハーフのレースを仕事の都合で全てキャンセルしたこと
があげられます。
しかし、レース当日も9つも会合や地域のお祭り、お花見等をさぼっての参戦です。不安を抱えながらもベストの走りをしなければと強い意志で臨みました。
レース前は皆さん元気です
スタート直後はまずまずの感じだったが・・・
レース前は皆さん元気です
スタート直後はまずまずの感じだったが・・・
《レース前半》
 天気は快晴、気温8〜12℃、風は少々吹いているけれど許容範囲内、とくれば、コンディションは上等です。並んだ位置が去年より後になったため、スタートラインまで20秒近くかかったものの、入りの5キロのラップタイムは20分26秒。ほぼ1キロ4分ペースで、ライバルとおしゃべりしながらの走りでしたから、まずまずの感じでした。しかし「好事魔多し」とはよく言ったもの、5キロ付近で突然背中に悪寒が走り、お腹がゴロゴロ鳴りだしたのです。1度は収まりましたので「大丈夫かな?」と思いましたが、腹痛が襲ってくる周期はだんだん短くなってきます。こうなればもう観念するしかありません。13.5キロ付近にあった野球場脇のトイレに飛び込みました。戦列に復帰するまでの約4分間は、気持ち良いやらもどかしいやらでしたが、さすがにこのタイムロスは大きく、特に精神面では「サブスリーは不可能か?」との思いがよぎり、厳しい前半戦となりました。
ラストスパートのつもりです
ドラえもんも走っていました
ラストスパートのつもりです
ドラえもんも走っていました
《レース後半》

 折り返し・ハーフ通過時にタイムをチェックすると1時間30分47秒。既にサブスリーペースは完全にオーバーしています。後半、かなりペースを上げないとサブスリーはおぼつきません。しかし、折り返し後は予想以上のアゲンストでスピードが上がらず、脚に疲れもだんだんとたまってきましたが、逆境になればなるほど燃えてくるのが「伊藤たけし」です。30キロ通過が2時間8分台半ばですから、かなりピンチでした。しかし、粘って走るうちに風向きも変わり、向かい風を感じなくなりました。「つぶれた時はそれまで」の気持ちで、残り10キロからロングスパート。気力で走りきり自分としては大満足のサブスリーでのゴールとなりました。

レース後の体のケアも大切

お決まりの大宴会です

レース後の体のケアも大切
お決まりの大宴会です
 
《レース総括》
 今回は、腹痛というトラブルに見舞われトイレに駆け込むアクシデントを乗り越え、また、様々な不安を克服してのサブスリーですから、結果としては最高でした。しかし、体重管理や調整、故障予防など普段から気を付けていれば出来ることを、忙しさにかまけておろそかにしてしまったことは大きな反省点です。今年の秋には不安無くスタートラインに立ち、2時間50分切りに挑戦です!応援をよろしくお願いします!
 最後になりましたが、レース会場や沿道に足を運んで応援してくれた皆さん、そしてサブスリーペースぎりぎりだったので、30キロ過ぎから「3時間切れるぞ!!」と声を掛けてくれた多くの方々、勇気をもらいました、本当にありがとうございます!!!
フィニッシュタイム  2時間59分01秒 
距離
スプリットタイム
ラップタイム
〜5キロ
20分26秒
20分26秒
〜10キロ
41分02秒
20分36秒
〜15キロ
1時間05分13秒
24分11秒
〜20キロ
1時間26分12秒
20分59秒
ハーフ
1時間30分47秒
〜25キロ
1時間47分17秒
21分05秒
〜30キロ
2時間08分26秒
21分09秒
〜35キロ
2時間29分09秒
20分43秒
〜40キロ
2時間49分51秒
20分41秒
〜ゴール(2.195キロ)
2時間59分01秒
9分10秒
 
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