無差別テロに対し議会の意志をいち早く表明  

 9月11日、にわかには信じがたい、血も凍りつくような光景をテレビが映し出す中、この同時多発テロに対し「区議会が、今何をすべきか?」と自問を繰り返す自分を発見しました。
 翌朝、副議長・区議会事務局長を緊急に招集し、行政視察でお世話になった、ニューヨーク市のジュリアーニ市長にはお見舞いを、同時多発テロに対しては議会の最高の意志決定である「決議」をもって抗議したい旨伝え、早速原稿の作成に取りかかりました。
 9月14日の幹事長会において、ニューヨーク市へのお見舞い文が承認され、英訳後直ちにお送りさせて頂きました。その後3度の幹事長会の中で、各党からの意見も採り入れ、9月25日、定例議会初日の本会議冒頭において、全員一致で「米国における同時多発テロを糾弾する決議」を決定し、区民及び世界に議会の意志を表明しました。
渋谷区議会は、テロを断じて許しません!!

米国における同時多発テロを糾弾する決議

 9月11日、ニューヨーク市の世界貿易センタービル及びワシントン市の国防総省等に対して行われた同時多発テロ攻撃は、米国のみならず世界の平和を破壊し、自由と民主主義に挑戦する卑劣かつ野蛮な行為であり、断じて許すことはできません。

 この事件で犠牲となられた多くの方々のご冥福を心からお祈りするとともに、ご遺族に対し心より哀悼の意を捧げるものであります。

 21世紀の今日、いまだに世界の各地で一般市民を標的とした無差別テロが頻発していることは、恒久平和を願う渋谷区民として深く憂慮するところであります。

 よって、渋谷区議会は、世界の平和を希求する全人類に敵対する今回のテロ行為を厳しく糾弾するとともに、我が国をはじめ全世界がテロ行為の根絶に向け、最善の努力をすることを強く希求するものであります。

 右、決議する。

  平成13年9月25日

渋谷区議会     

 

 

ニューヨーク市ジュリアーニ市長へのお見舞い文