渋谷区防災点検の日へGO!!

 昨年10月の新潟中越地震、そして1月17日に満10年の節目を迎えた阪神・淡路大震災、今後は南関東直下型や東海地震の発生も懸念されています。渋谷区では、これらの貴重な教訓や、予想される震災に対応するため毎年1月17日を「防災点検の日」と定め、災害の記憶を留め、被害を最小限にする努力をしています。この日は区民・区・地域・事業者がそれぞれ自らの防災力を点検しました。私も納税者の代表としてしっかりチェックしてきました。


避難所(神南小学校校庭)災害用仮設トイレ

和式トイレ

洋式トイレ
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はい!完成
こんな感じです

 本年度は補正予算を組み、小学校校庭の人工芝化改修に合わせて1校(1避難所)あたり10基の災害用仮設トイレ(計150基)の整備を行いました。各避難所とも、下水道直結の流下型トイレですからくみ取り等の必要はありません。また、マンホールそのものが和式便器となり、これまで約40分かかった組み立て式のトイレに比べ、約5分の所要時間で設置出来ます。


「東京大地震−あなたの会社はどうしますか」防災講演会

会場はNHKみんなの広場

講師の細川先生
会場は満席
 1月17日当日には、地域の一員としての自覚を促す意味も込め、事業所を対象にした「防災講演会」が開かれました。講師は市民防災研究所・細川顕司氏、阪神・淡路大震災のエピソードを細かくひいて、事業所での防災対策はすなわち経営問題であることを説明して頂きました。「政府地震調査委員会」発表による「南関東地震」発生の確率は10年以内が30%、20年以内が70%、30年以内は何と!90%とのこと、区役所も区民をあずかる事業所の1つ、日頃からの防災対策の重要性を実感しました。


アイ・オブ・ザ・タックスペイヤー
 新潟県中越地震発災後、各避難所で当初最も需要が高かったもの、それは「トイレ」だったそうです。数が足りなかったり、和式しかなかったため高齢者や障害者は食事をとらない人が大勢いたとのこと、こういう状況を見、約2400万円の補正金額で区内150基の仮設トイレを整備したことは評価出来ます。
 また、防災講演会も引き続き行い、区・区民・事業所・地域全ての防災意識を高める努力が必要だと考えます。最後に渋谷区ニュースに掲載された「地震に備えて知っておきたい10か条をご紹介します!

10か条


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