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伊藤家の食卓

(2011年08月)

おかしな例えで。
 8月1日(月) 気分: 天候:
東日本大震災のわずか5日前、3月6日に開催された「第1回渋谷表参道Women’s Run」http://womensrun.jp/
、日程が1週間遅れていれば当然中止せざるを得ないイベントでしたから、4000名もの女性ランナーの華やかな笑顔が見られたことは本当に幸運だったとおもいます。

大震災直前にしてとても華やかなイベントだったからこそ、大会事務局を預かる私にとっては復興を支援するという目的でも第2回、3回と絶対に続けていかねばならないもの、簡単に止めるわけにはいかないもの、という気持ちが強く、何か使命感のような感覚をもって来年の大会の開催に向け、関係各所との調整に走り回る毎日です。

前回大会の反省も踏まえ、コースにも修正を加えつつ今日は、新たにコース上に予定されたフアィヤー通り沿いの渋谷消防署に打ち合わせに行きました。消防署とすれば火災や救急で出動することを考えたとき、前面道路が塞がれるのは困りものなのは当然、協力は約束していただきましたが、いろいろと注文や指導をもらいます。

やり取りの中で消防の担当官から「緊急車両がレース中のランナーを止めて出動したりすると、主催者側が非難を受けるのではないでしょうか?」との質問を受けました。

私は即座に「いえ、大丈夫です。昨日のトライアスロン大会でもレース直前に会場脇の川が警戒水位を超えたため、急きょ中止になりましたが、だれも文句をいう人はいません。アスリートとは潔いのです。」と力説、その担当官も困ったような顔をしていましたが、なんとなく納得したようでした。

おかしな例えのような気もしますが、まあよかったとしておきましょう。

朝:卵サンド
昼:カレーライス
夜:懐石料理
間食:なし

トレーニング:ジョグ―12.5q 

きっぱり。
 8月2日(火) 気分: 天候:
今日は議会の視察でとっても涼しい「日光高原学園」へ、ここは小学6年生が対象の2泊3日の夏季施設で、現在、神南、広尾、長谷戸、千駄ヶ谷の各小学校が参加していました。

それぞれの学校で見学する場所やハイキングのコースはまちまちですが、宿泊はすべての学校が「湯守釜屋旅館」、私たちもここで、施設の説明を受け視察をします。

こんな時期ですからどうしても、議員からはお隣り県、福島第一原発事故の関係の質問が飛びます。例年、福島県で夏季施設を行っている千駄ヶ谷小学校が今年は日光高原学園で変更実施したり、いくつかの地点でホットスポットが確認されたりとやはり影響は出ているようですが、特段問題なく進んでいるようです。

そんな中で私がとても興味深く面白いなぁと思った質疑に児童が食べる食材のことがあります。食材は大丈夫なのか?という議員の質問に対し、答えに立った旅館の総支配人は「私どもでは美味しく安全な食材を使用しています。特に和牛・国産牛は一切使用していませんから絶対安心です!」というくだりです。

原発事故が起こる前、たとえば昨年のこの時期に総支配人から胸を張って同じセリフをきっぱり言われても…、「おい、BSEや狂牛病の心配のある外国産牛肉使ってどうするの?子供たちには国産牛を食べさせなさいよ!」となっていたはず、翻弄されている牛たちにとっても迷惑な話ですね。

朝:コロッケパン
昼:和定食
夜:ピザ、サラダ、和つまみ
間食:なし

トレーニング:ジョグ―12.5q

極楽プール。
 8月6日(土) 気分: 天候:
皆さんのご近所の町会掲示板を見てください。渋谷区内であれば確実に、たぶんいろいろな地域でも「プール開放」というポスターが貼られているはずです。これは夏休みの一時期、各小学校のプールが施設開放委員会によって一般開放されるものです。

私は今日から解放の始まった広尾小学校のプールにお邪魔しました(もちろんどこも無料です!)。ピーカン天気の中25mの屋外プールには、小学生3名と私だけ、明日のトライアスロン大会に向け、ばっちり調整スイムをしてきました。

本来だったら朝一の会合を済ませて、台風9号の波の立つ湘南にサーフィンと決め込むつもりでしたが、道路がどこも大渋滞との情報で泣く泣く断念、その代りの開放プールは本当に極楽プールでした。

最後は開放委員の人たちに頼まれ、小学生に水泳指導までしてしまいました。いつものスイム練習会では教わってばかりの私ですが、たまには地元の子供たちにそのスキルをフィードバックできてよかったです。

皆さんもぜひ地元「プール開放」に行ってみてはいかが?


朝:カレー・トースト
昼:ファーストキッチン
夜:懐石コース
間食:なし

トレーニング:ジョグ―12.5q スイム―1000m

自覚、なし。
 8月8日(月) 気分: 天候:
今晩は早稲田大学後輩でトライアスリートの商社マンが、赴任先のロシアから一時帰国したとのことで、彼を取り巻くトライアスロン関係のメンバーが彼の叱咤激励の会を開き、そこにお呼ばれしてきました。

私だって現役トライアスリートですからメンバーたちとレースの話しやトライアスロンの話しをしていれば、目線も感覚も彼らと同じ、その気になって話し込んでいたところ、「それでは最初の乾杯の音頭は最年長の伊藤さんに!」と指名を受け、どきっ!としました。

乾杯後速やかに、20歳代、30歳代、40歳代、と挙手をしてもらったところ…、二十数名のなかで30歳代2名、40歳代1名、そして50歳の私、の4人を除いたほか全員が20歳代と来ましたよ、主人公の商社マンが卒業3年目くらいですから仕方がないのかもしれませんが、明らかに私だけ歳は「おっさん」です。

しかし、自覚ないままにみんなとワイワイと楽しめるのは幸せなことかもしれません。このままあと10年くらいは強いおっさんトライアスリートとしてついてくる世代に恥じないよう、若者の見本となるよう、頑張っていきましょうか。

朝:たまごサンド
昼:ハンバーグランチ
夜:居酒屋系つまみ
間食:なし

トレーニング:ジョグ―12.5q 昨日のレースの疲れを取るため今週は休養を兼ねてゆっくりいく

甥っ子にも、幸あれ。
 8月9日(火) 気分: 天候:
夕方事務所に戻ると大学院生の甥っ子が青い顔をしてうろうろしています。そのおかしな様子に「どうした?何かあったのか?」とたずねたところ、「会社から電話が、会社から電話が…」などとうめいています。

落ち着いて話を聞いたところ、就活中の甥っ子のもとに志望していた医療システム開発関連の企業から今、「最終面接の結果を伝えるので明後日、印鑑をもって来社するように」との連絡が入ったようです。内定とはいわれていないようですが、その連絡であればまず間違いなく大丈夫だと思われます。

本人もそれが分かっているらしく、どうやら「嬉しすぎて気持ちが悪くなった」状態に陥ったようです。彼にしてみれば、大学(東京電機大学)卒業時に就職が決まらず、やむなく親の実家(私の母)の脛をかじりつつ大学院に行かせてもらっていたわけですから、心底嬉しかったのかもしれません。

明後日にすんなり内定が決まってくれることを、一族郎党楽しみに待っていますが、大学卒業時の挫折を乗り越え、彼なりに一生懸命勉強や就活をつづけてきたわけですから、甥っ子の未来に幸多かれと心から願うばかりです。

朝:ピザトースト
昼:チキンカツレツ
夜:懐石コース
間食:月餅

トレーニング:バイク皇居―21q ジョグ―5km

夏休みの宿題。
 8月11日(木) 気分: 天候:
今年はお盆休み中にどこかに出かける予定はありませんが、今日あたりから先は会合も入りませんし、だれかと打ち合わせしようにもメンバーが揃いません。従って伊藤たけし事務所、太陽不動産有限会社そろって自然休暇に入らざるを得ません。

しかし、夏休みに入る前にどうしても済ませてしまわなければならない宿題がありました。ひとつめは太陽不動産の「宅建免許」の更新です。期限は8月15日まで、いろいろな行政書士事務所から「事務代行手数料3万円前後で請け負います」的なハガキが多数送られてきましたが、浪人中の5年前には新規免許を自分で申請していますから、今回の更新も自分で行い浮いた3万円は夏休みのおこずかいとすることにしました。

2週間ほど前から、会社や役員の謄本や身分証明書などを取りに税務署や法務局、各本籍所在地の役所などを委任状を携えて回ってきましたし、山のような提出書類と格闘しつつ、めでたく昨日、都庁の不動産課に申請書と手数料(3万3千円)を収め、本日不足していた書類を送付して手続き完了です。

そして、溜まっていてずっと気になっていたホームページ更新のための原稿書きも一気に片づけました。コンテンツは「渋谷新時代リポート」が自転車関連の活動報告、「スポーツマンたけし」ではトライアスロンのレースと、久々にサーフィンの更新、入稿が終わり気持ちが晴れ晴れしました。

さて、それでは明日から夏休みに入るとしますか。皆さんも暑いですから、くれぐれもご自愛のうえ、お盆休みをお過ごしください。

朝:カレー・トースト
昼:パスタ・サラダ・スープ
夜:焼き鳥屋つまみ・釜飯(件の甥っ子の内定祝いです!)
間食:ナッツ

トレーニング:代々木公園クロカンジョグ―12.5q 

サイクリング部の、行方。
 8月13日(土) 気分: 天候:
前々から地元消防団で自転車に乗っている若手から「たけしさん、一緒にサイクリング行きましょうよ!」と誘われていて、「それじゃあ」ということになり本日、消防団の関係者に渋谷区トライアスロン連合のメンバーを加えた総勢7名で「サイクリング」に出かけました。

コースは私がサイクリング部部長に指名した渋トラ・福渡理事長が設定、渋谷から国道246号線を厚木まで行き北上、宮ヶ瀬ダムをめざし昼食、その後は平塚ビーチまで下り海水浴、温泉、打ち上げを行い、輪行(自転車を専用の袋に入れ電車で持って帰ってくること)で戻る予定の計100qライドです。

スケジュールを見た瞬間「サイクリングというには少しキツイかな?」と思いましたが、皆で元気よく出発、私がしんがりを務めます。途中、私の暴走や道の間違い、タイヤののパンクなどアクシデントはありましたが、楽しく走ることができました。しかし宮ヶ瀬ダムに向かうヒルクライム(のぼり)が始まると突如差が開きます。

消防団員の若手ふたりが遅れ始め、あっという間に青色吐息になってしまいました。メンバーのなかには女性が2名、私より年配の男性もいますが、かれらはいずれもトライアスリート、なんだかんだ言いながらスイスイ登っていきます。私は常に後ろから皆を見学していましたが、トライアスリートって凄いということがよくわかりました。

もちろん、山で食べたお蕎麦や平塚の温泉、打ち上げの焼肉等々楽しいサイクリングだったことは間違いありません。が、消防団の部員が「また行きましょう!」と言ってくれるかどうかは分かりません。少しきつかったかもしれませんが、本日せっかくできたサイクリング部ですから、今後も部活動を続けたいものです。

朝:おにぎり・サンドイッチ
昼:山菜そば
夜:焼肉
間食:まんじゅう

トレーニング:ジョグ―5km ロングライド―100q

喜多方ラーメンが、目的ではなく。
 8月20日(土) 気分: 天候:
本日600kmを超えるロングロングドライブを敢行(いくら私でも自動車ですから…それに私は助手席ですから)しました。目的地は福島県の会津若松市に町ごと避難している福島第一原子力発電所から4キロ圏内の「大熊町臨時役場」ならびに「町立大熊中学校・会津若松分校」です。

目的は渋谷区から寄贈された100台の放置自転車を大熊町の中学生の通学用に寄贈しようとするもの、昨日雨の中、このアクションを企画した円山町のボランティアグループと渋谷区の職員、そこに私も加わり10トントラック一杯に詰め込んだ自転車を無事送り届けるためにです。

会津若松到着後、自転車の積み下ろしは町の職員、教育委員会の職員が総出で行ってくれましたので案外短時間で済みましたが、土曜日が4千数百名の避難町民への生活支援物資支給日にあたっていたため、臨時役場の敷地内は人と物であふれかえっています。

とてもゆっくり職員の方から話を聞く雰囲気でもなかったので、区長からの親書を渡してさっさと引き上げてきました(町の方はとても恐縮していましたが…)。我々の朝6時発・8時間半に及ぶドライブのご褒美は会津で食べた美味しい喜多方ラーメンでしょうか、五臓六腑に染みわたりました。

大熊町の町民をはじめ、原発事故により避難を余儀なくされている方の一日も早い帰宅を心から祈るばかりです。

朝:おにぎり
昼:喜多方ラーメン・餃子
夜:寿司つまみ
間食:柿ピー

トレーニング:ジョグ―5km 出発が早く距離は走れず



彼女への、プレゼント。
 8月24日(水) 気分: 天候:
とても残念なことですが伊藤家は子供に恵まれませんでした。だからこそ議会では子育てや教育問題に力が入りますし、子供たちの笑顔を見ることが楽しくて仕方ありません。ましてや身内の姪や甥はかわいくないわけがなく、特に家内の実家にいる小学校1年生の姪っ子はそれこそ目の中に入れても痛くないほどかわいいのです。

先日は六本木ヒルズの水族館?イベントに彼女を誘い出したり(もちろん、親と家内同伴ですよ)、群馬県桐生市の家内の実家にもちょくちょく顔を出したくなります。今回は昨晩から今日の午前中までのスケジュールで実家に帰省しました。

到着直後に「見てみて!」と連れて行かれたのが、ノコギリクワガタが飼われている容器のところ、聞けば少し前まではカブトムシもいたようです。今朝は私の好きな桐生川沿いに上っていくヒルクライムコースのバイクトレーニングを敢行、斜度の一番きついところでひーひー言いながら立ちこぎしていると道端に動くものを発見、なんと雄のカブトムシでした。

早速、捕まえて帰宅後彼女にプレゼントしました。とても喜んだ姪っ子、目を輝かせながら「この子の名前はカブ吉にする!」とのこと、かわいがってあげて欲しいものです。

朝食終了後は、信じられないくらい豪華な屋外の市民プールへ。昨年同様、50mプールは私一人で貸切り状態、ウォータースライダーも姪っ子と二人で乗り放題です。本当にこの地は私の夏合宿にもぴったりの場所ですから、彼女とのデートもかねてまた来年もお邪魔することにしましょう。

朝:姪っ子特製のサンドイッチ
昼:桐生が誇るB級グルメ・ソースかつ丼
夜:居酒屋系つまみ(東京に戻って…)
間食:なし

トレーニング:バイクトレ―50q ジョグ―5km スイム―1500m いい練習ができました

火の山からの挑戦状。
 8月28日(日) 気分: 天候:
これが週末行われた「三宅島トライアスロン大会」のサブタイトルでした。タイトルを見ただけでは「…?」という感じでしたが、大会に参加してその意味がよく分かりました。

バイクコースとランコースがアップダウンの連続でとてもハードなのです。特にバイクコースは「激坂」と呼ぶのにふさわしい登りが、1周回に2か所、バイクは6周回ですから計12度もそこを登らされる羽目になります。

かなりの数の選手は登りきれずバイクを降りて引く羽目に…、私は何とか降りずに済みましたが、このコースが再来年の東京国体のトライアスロンコースになるようですから、まさに都道府県代表のバイク力が試される、見ごたえのある国体トライアスロンレースになりそうです。エリート選手にも手ごわい火の山からの挑戦状です。

三宅島は初めての訪問でしたが、2000年の大噴火の影響は未だ甚大でした。現在でも一日に数回は島民を全島避難させた有毒ガスの警報が発令され「防毒マスクを用意してください」などのアナウンスがありどきっとさせられます。

しかし、活火山が作り出す溶岩流の跡や自然は息をのむほど美しいし神々しいものでした。島の人たちのホスピタリティに感動したり、渋谷区教育委員会幹部のご主人が三宅島村の副村長を務められていて声をかけてもらい、パーティーで話が盛り上がったりで、本当に楽しいレースと旅になりました。

主催者の皆さん、島民の皆さん、そして一緒にレースに参加した皆さん、本当にお疲れさまでした。そして本当にありがとうございました。レースの模様はそのうち「スポーツマンたけし」にアップしますね。

朝:和定食
昼:焼きそば
夜:カレーうどん
間食:船中ジャンクつまみ

トレーニング:休養ジョグ―7q 昨日のレースは元気なおっさんぶりを発揮しまさかの総合2位、たっぷり疲れが残っています。