復活!!釜石はまゆりトライアスロン大会
〜がんばっぺし釜石!の思いを参加者全員が胸に〜

アスリート、ボランティア、応援者、関係者全員での記念撮影、ありがとう釜石
2014年8月3日(日)、東日本大震災とその後の津波で壊滅的な打撃を受けた岩手県釜石市でトライアスロン大会が復活しました。その名は「釜石はまゆりトライアスロン大会」、震災前は東北地方を代表する歴史ある大会でしたが、大会会場だった付近も大津波に飲み込まれ完全に流されてしまったそうです。それでも関係者の皆さんの「トライアスロンを復活する!」という強い思いが、一昨年のオープンウォータースイム、昨年のアクアスロンに続き、スプリントディスタンス(スイム―750m、バイク―20km、ラン―5km)ながらも本年、堂々の復活です。

「被災地に行くことこそ、今できる復興支援」だと考える伊藤たけしにとって、今回の釜石行きの目的は三つ、①とにもかくにも、みんなで参加してわいわいと楽しむこと②渋谷にある「のんべい横丁」とのつながりが深く、津波で流されても仮設店舗で頑張って営業している釜石の「呑ん兵衛横丁」の激励③7月末に完成した渋谷区トライアスロン連合レースウェアのお披露目というものでした。
さて肝心のレース(釜石ツアー)です。土曜日は午前中の新幹線で花巻駅へ、そこからレンタカーで釜石まで向かいますが、飲み助だらけのツアーメンバーのこと、レンタカードライバーを除いてすでに行きの新幹線からビールが開きはじめます。花巻での昼食も岩手の地酒で乾杯、夕方前から激励に訪れた(まあ、飲んだだけですが…)釜石「呑ん兵衛横丁」でも地酒「浜千鳥」で大盛り上がり、ホテルに帰って大宴会…と続きます。しかし、伊藤たけしも他のメンバーも「飲み過ぎ」を決して言い訳には使いません(胸を張って言うことではありませんが…)。レース当日は前日のことなどすっかり忘れて、神聖な気持ちでスタートラインに着きます。スプリントレースは1時間10分程度でフィニッシュしてしまいますから、本当にあっという間のできごとですが、沿道からの応援も多く「こちらが励ましにきているのに、こんなにも応援してもらって…」と、ほろっときてしまいました。女子優勝者にランでぎりぎり届かなかったのは残念ですが、スイム(17位)、バイク(15位)、ラン(11位)ともまずまずの出来だったと感じています。
大会が終了し、引き揚げる地元ボランティアのおばちゃんの会話が耳に入ってきました。「本当によかったね!楽しかったね!2年後の岩手国体もがんばろうね!」とのこと、「こんなに遊ばせていただき本当にありがとうございます」と心の中でつぶやき、またまたうるっときてしまいました。2016年の岩手国体のトライアスロン競技会場はここ釜石です。そのときまで、そしてその後の釜石が東北が完全復興する日まで「がんばっぺし!釜石」、私たちも心よりエールを送り続けます。

(レース結果)
総合12位/91人中
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