「防府読売マラソン2012 初エリートマラソン参戦!」
〜たかが一秒、されど一秒、サブスリーを逃す〜
複数のスピードランナーたちから「防府読売マラソンはタイムが出やすいよ!」と、常々聞かされていましたので「いつかは走ってみよう」と考えていたレースに、ランニングクラブ「原宿AC」のメンバーとともに、初参戦となりました。たまたまレース日が12月16日と総選挙・東京都知事選挙と重なり、政治家としてはどうよ?との思いもありましたが、両選挙が直前に割り込んできたわけですから、東京にてやるべきことは済ませて、レース前日(選挙戦最終日)に山口県・防府市に入りました。


若手実業団選手の登竜門に位置付けられるこの大会、数年前までは参加資格がサブスリー(フルマラソン2時間台)でしたが、近年のマラソンブームの影響でサブフォーまで参加資格が緩和されました。とはいっても参加者は総勢2千名程度、ある程度の走力が求められますから、大規模都市型マラソンのように、仮装ランナーがいるわけでなし、スリム体型のアスリートランナーが揃っています。私は走り込み・調整ともうまくいき、脚はかなりでき上がった状態でしたが、週明けに引き込んだ風邪が治らず、鼻声でアタマがぼ〜っとしている状況、かなり不安はありましたが「下が調子よく、上が悪い、差し引きトントンか?」くらいのポジティブシンキングでスタートラインに立つことにしました。
 


気温16℃・微風と私にとっては最高の気象条件です。川内優輝選手たち招待選手・エリートに続きタイム順に並び、スタート号砲からスタートラインまで約20秒かかりましたが、こういうエリートレースにネットタイムは存在しません。競技場を出てしばらく、思うようなスピードでは走れませんでしたので、入りの1kmは4分29秒、サブスリーペースぎりぎりの1km・4分15秒平均まで徐々に戻していかねばなりません。しかし脚は軽い、風邪の影響で鼻が詰まり、少々息苦しい感じですが、焦らず・慌てず・諦めず、マラソンペースを刻みます。30km通過地点ではサブスリーでの完走がかなり現実的なものに思えました。
 


事故は33q過ぎの数少ないアップダウン、跨線橋の下りで起こりました。橋の登りは息が上がらないよう、ゆっくり走り、下りではガツンと攻めの走りを!と考え下り始めた途端、右のハムストリングスに激しい痛み、痙攣かと思いましたがほんの軽い肉離れをおこしてしまったようです。そこから先はペースダウンを余儀なくされましたが、しばらく走ると、沿道から「サロンパスあるよ!」と声をかけてくれたおじさんに、ハムストリングスをスプレーしてもらい、いくらか痛みが和らぎました。40qの通過タイムが2時間50分30秒、残り2.195kmは9分30秒を切って走らなければ3時間を超えてしまいます。このコンディション下では限界を超えたスピードで走らねばなりません。自分としては必死に最後はもがくだけもがいて頑張りましたが9分31秒かかり、タイムオーバーの3時間00分1秒、たかが一秒、されど一秒の何とも言えない結果となりました。この結果はきちんと自分のなかで受け止めますが、口惜しいことは口惜しいのです。これで来年もフルマラソンのメインレースは防府読売マラソンと決めました。来年こそは笑顔でフィニッシュラインを駆け抜けてみせましょう。

防府読売マラソン2012 3時間00分01秒
距離 スプリットタイム ラップタイム
〜5km 20分57秒 20分57秒
〜10km 41分42秒 20分45秒
〜15km 1時間2分44秒 21分01秒
〜20km 1時間23分34秒 20分49秒
ハーフ 1時間28分13秒 -
〜25km 1時間44分42秒 21分08秒
〜30km 2時間05分55秒 21分12秒
〜35km 2時間27分59秒 22分04秒
〜40km 2時間50分30秒 22分30秒
〜ゴール(2.195キロ) 3時間00分01秒 9分31秒


【おまけ】
総選挙最終日を含む、2泊3日のマラソンツアー、こんなものを見ました。こんなものを食べました。
 

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